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パナシアの出荷代行

2022.07.20

出荷代行(発送代行)というサービスをご存じでしょうか?

出荷代行とは事業主に代わって、商品の発送業務を代行してくれるサービスです。
EC(ネット通販)の業界では流通量の増加に伴い急拡大しているサービスです。

「出荷」というと注文のあった商品を発送する
言ってしまえばただそれだけの作業なのですが、大量の商品を発送する環境を一から整えるのはなかなか大変です。
発送作業や在庫管理には時間や労力がかかり、物量が増すほど保管や人件費のコストが重くのしかかってきます。

具体的な作業内容としては
商品の
・入庫
・検品
・保管
・在庫管理
出荷作業では
・ピッキング(注文内容通りの商品をピックアップする)
・送り状作成
・伝票類の出力
・梱包(商品とチラシ・伝票などの同梱物を箱などに入れ封緘する)
・発送
などです。


それ以外にも梱包用の箱(袋)や商品を保護する緩衝材(プチプチ他)など
資材の仕入れと管理

保管スペースの確保や
配送業者様(佐川急便様やヤマト運輸様など)との契約やシステムの設定など
多岐にわたって調整しなければならないことがあります。

そういった作業を全て丸投げできるのが出荷代行サービスです。


メリットはたくさんあります!

まず何よりも発送費用のコストダウンが期待できます。

配送業者様には契約者毎に個別に設定される「契約運賃」というものがあります。
これは荷物の出荷数が多ければ多いほど、一個当たりの運賃を安くしてもらえるというものです。

出荷代行業者は複数のクライアント様のお荷物を一所から発送するため
クライアント企業様が単独で出荷されるよりも数量が多くなり
結果としてお荷物一個あたりの運賃を安価で発送できるようになります。

発送作業の手数料が上乗せされるのですが
それでもクライアント様が単独で出荷される時の契約運賃よりも
合計額(運賃+手数料)が安くなるケースもよくあります。

次に、保管スペース確保のために大きめのオフィスに入居されていたり
倉庫として別途物件を借りておられるような場合は賃料の削減ができるかもしれません。
出荷代行サービスでも保管費用は発生しますが、多くの場合預ける荷物の量によって費用が変動するため
賃料などのスペースに対して固定された費用よりも結果的に安くなることがあります。

あと、物流にかかる費用が可視化できるためコスト試算がしやすくなります。
例えば、自社で発送作業を行っている場合
他の業務を兼務しているスタッフが出荷作業を行ってしまうと
純粋な人件費の算出などはかなり困難になるかと思います。
しかし出荷代行サービスなら

単純に請求に上がってきた費用がそのまま物流に関わるトータルコストとなり
その内訳から保管費用などの詳細なコストも確認することができます。


また、コスト以外のメリットとしては
クライアント企業様が売上を向上させていくうえで必要な商品開発や販売促進、

キャンペーン企画などのコア業務に専念することができます。
発送作業や在庫管理などはかなりの時間と労力を費やします。
それらの作業をアウトソーシングすることで社内に多大な人的リソースを確保することができます。

他にも、発送業務を専門で行っている業者のほうがノウハウが蓄積されているため
ミスを減らしたり、キャンペーン時の大量出荷にも遅配することなく対応できたりと
配送品質を高めることができます。

以上のような点が出荷代行サービスを利用する主だったメリットになります。

ではここでデメリットについても触れておきます。

よく言われる出荷代行サービスのデメリットはだいたい以下のようなものです。
・自社に発送作業のノウハウが蓄積されない
・個人情報流出のリスク
・イレギュラーな事態の対応が難しい

一つ一つ見ていきます。

自社に発送作業のノウハウが蓄積されないというのは
業務を丸投げしてしまうと、自社に出荷作業の経験が生まれないので
出荷代行サービスから自社発送に切り替えようとしても移行が難しい状況になるというリスクを意味しています。

しかし、自社発送に切り替えるための理由とは何でしょうか?
よくお聞きするのは自社のサービスに最適化させようとすると
作業内容が複雑になり過ぎて出荷代行サービスでは対応できなくなってきた とか
競合との差別化のため特殊な配送サービスを提供したい といった場合です。


上記のようなケースだといずれにしても一から難易度の高い独自の発送業務フローを構築する必要があるので
最初から発送を自社で行っても、途中から自社に切り替えても負担となる面はあまり変わらないのかもしれません。

次に個人情報の流出リスクについてですがこれは個人情報を取り扱う業者が複数になり
データの移動機会が増えれば増えるほど増加していきます。

よくあるケースですが
システム(システム会社)
受注処理・カスタマーサポート(クライアント様)
出荷代行サービス(出荷代行業者)
間で顧客情報をメールで移動させるといったものです。
添付ファイルなどにパスワード処理は可能ですが
移動させればさせるほど、ミスの機会と共に個人情報流出のリスクも増加します。

またこのように複数の業者が関わった場合には
データの整合性がとれず、どこかで編集(変換)作業が発生したりします。
その際のヒューマンエラーや非効率性も問題となります。

逆に言えば、運営に関わる業者は少なければ少ないほどそのリスクは低減できるとも言えます。

もう一つ、イレギュラーな事態の対応が難しいという件
これについては出荷数が多くなるほど確かに難しくはなるでしょう。
ですが発送作業の手続き全てをコスト換算して検証したなら
自社発送でも、出荷代行サービスでも近い結論に至るのではないでしょうか。
細かすぎる処理は費用対効果が合わないという結論です。

例えば、出荷指示をしたあとにキャンセルが入ったなどの理由で出荷を止めたいというニーズが発生します。
出荷代行サービスなどではなかなか応えることが難しい案件ですがこれが自社発送ならどう対応するでしょうか。

その日1,000件の出荷があるとします。
すでに700件近い荷物の梱包が済んでいた時点でキャンセルによる1件の出荷停止が発生しました。
700件の荷物の中から1件の出荷停止の荷物をピックアップするというのはなかなか骨の折れる作業です。
そしてまだ、300件の出荷作業を継続しなければならないという状況です。

そのニーズを満たすとなると自社発送では時間と労力の負担が増大し出荷代行サービスではその分がコスト換算され
料金設定が割高になってしまうかもしれません。

こういったイレギュラーな事態にどこまで対応するかという課題は自社発送、出荷代行サービスのいずれにしても
自社が大切にするポリシーに合わせて費用対効果含め勘案したうえで対応範囲を設定することになるかと思います。

以上出荷代行サービスのデメリットについても考えてみました。

ここまで出荷代行サービスのメリット・デメリットについてお話させていただきましたが
いかがだったでしょうか。

このブログを目にされているのは
パナシアのMLM基幹システム ProFlow(プロフローシステム)にご興味のある方が多いかもしれません。

しかしパナシアはプロフローシステムの「システム開発」事業だけでなく
専門スタッフが対応する「カスタマーサポート代行」
そして商品をスムーズにお届けする「出荷代行サービス」も合わせてご提供しております。

これらのサービスはクライアント企業様が
売上向上のためのコア業務に徹底的に集中できるようご用意した代行サービスです。

そして「システム」「カスタマーサポート」「出荷」と
三位一体のサービスを全てご利用いただくと完全なフルフィルメントが実現し
一切の煩雑な日常業務に対応する必要がなくなるように構築されております。

例えば、パナシアのシステムにアクセスし
登録されたお客様(会員様)の配送先住所に入力ミスがあったとします。
出荷作業の途中でそのことがエラーとして発覚してもそれをカスタマーサポート部門に報告し
担当のスタッフからお客様へ連絡、修正手続きのご案内をすることなども可能になります。
クライアント企業様が対応する必要は一切ありません!

また、これら一連の作業をパナシアのスタッフが
パナシアのシステムを使用して行うことでデメリットの項でお話した
業者間でのデータの移動による個人情報流出のリスクを極めて低く抑えることができます。

そしてこれらのサービスが三位一体であることにも大きな利点があります。
それは川上から川下まで全体を最適化できるという点です。

もし各領域毎に複数の業者が関与した場合
それぞれのシステムの仕様上どうしても整合性がとれず非効率になってしまう部分が発生します。

クライアント企業様が業者の間に入ってそれらの調整を行うのはかなり大変な作業になるでしょう。


しかしパナシアなら一気通貫で全てのサービスをご提供できるため
川上から川下までトータルで最適にカスタマイズすることができます。

各領域毎にアウトソーシング先を分散させるよりも
クライアント企業様のこうなってたらいいのに… という理想に
よりスムーズに近づけることができるかと思います。

少しでもご興味、ご関心をお持ちいただけましたらどうぞお気軽にお問い合わせください。
どの部署にご連絡いただいても構いません。

責任をもってパナシアの専門スタッフまでお取次ぎさせていただきます。



それでは自社に最適な代行サービスの利用について
一度ご検討してみてください(^^)

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